【やさしいC#】lesson3.3 演算子

C#

演算子を使う

  変数を扱ったりすることで、C#のプログラムを作成していくことができました。コンピューターではさらに、様々な処理を「計算」をすることによって行います。そこで、計算処理を行うプログラムを作成してみましょう。

using System.Windows.Forms;
using System.Drawing;


namespace lesson3
{
    class sample4
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            Form fm = new Form(); //フォームを作成します。
            fm.Text = "ようこそC#へ!"; //フォームのタイトルを設定します

            PictureBox pb = new PictureBox(); //画像を読み込むピクチャボックスを作成します
            pb.Image = Image.FromFile("E:\\099_Technology\\C#\\csharp\\csharp_train\\lesson2\\google.JPG"); //画像を読み込みます
            pb.Top = pb.Top + 50; //プロパティの値に10を足して...結果を代入しています
            pb.Left = pb.Left + 50;

            pb.Parent = fm;

            Application.Run(fm); //フォームを指定して起動します
        }
    }
}

実行画面

+のような記号を演算子(operator)といいます。演算子によって計算される対象を、オペランド(operand)といいます。

四則演算を行う

C#でできる計算は足し算ばかりではありません。引き算、掛け算、割り算という一般的に使われている、四則演算を行うことができます。

using System.Windows.Forms;
using System.Drawing;

namespace lesson3
{
    class sample5
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            Form fm = new Form(); //フォームを作成します。
            fm.Text = "ようこそC#へ!"; //フォームのタイトルを設定します

            PictureBox pb = new PictureBox(); //画像を読み込むピクチャボックスを作成します
            pb.Image = Image.FromFile("E:\\099_Technology\\C#\\csharp\\csharp_train\\lesson2\\google.JPG"); //画像を読み込みます
            pb.Top = (fm.Height - pb.Height) / 2; //上端位置を計算しています
            pb.Left = (fm.Width - pb.Width) / 2; //左端位置を計算しています

            pb.Parent = fm;

            Application.Run(fm); //フォームを指定して起動します
        }
    }
}

実行画面

演算子を使って四則演算を行うことができます。

演算子の種類

  C#に様々な種類の演算子があります。演算子の種類を次の表に示しておきましょう。

記号名前記号名前
+加算<未満
減算<=以下
*乗算==等価
/除算!=非等価
%除余!論理否定
+単項+&&論理積
単項-||論理和
~補数is互換性チェック(値型)
&ビット論理積as互換
&アドレス参照()キャスト
|ビット論理和,順次
^ビット排他的論理和()関数呼び出し
=代入sizeofサイズ
<<左シフト[]配列添字
>>右シフト.メンバー参照
++インクリメント->メンバー参照
デクリメント?:条件
>より大きいnewオブジェクト作成
>=以上typeof型取得

インクリメント・デクリメント演算子

「++」インクリメント演算子(increment operator)
「–」デクリメント演算子(decrement operator)

a++; //変数aの値を1増やす
a = a+1;


b–; ////変数aの値を1減らす
b = b-1;

代入演算子

  代入演算子(assignment operator)について、学びましょう。「=」という記号は「等しい」(イコール)という意味ではないです。代入演算子は、
  左辺の変数を右辺の値を代入する
という機能をもつ演算子なのです。

記号名前
+=加算代入
-=減算代入
*=乗算代入
/=除算代入
%=除余代入
&=論理積代入
^=排他的論理和代入
|=論理和代入
<<=左シフト代入
>>=右シフト代入
代入演算子のバリエーション

a += b;
a = a+b;


+と=の間にスペースをあけて記述してはいけません。

文字列連結

lb.Text = “変数aの値は” + a + “です。”

文字列連結する場合は、+演算子が四則演算の加算ではなくなります。おぼえておくと便利でしょう。

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