【やさしいC#】lesson4.1 条件分岐

C#

状況に応じた処理をする

  プログラムでは、状況に応じた処理をする場合があります。C#では、このような状況に応じた処理を行うことができます。

条件の仕組みを知る

  私たちは、日常生活でも次のような様々な状況に出会う場合があります。

学校の成績がよかったら…
       →Nintendoゲーム機を買ってくれる
学校の成績が悪かったら…
       →塾に通う


C#では、条件(condition)という概念を用います。
真(true)
偽(false)
という値のどちらかであらわされるものをC#では条件と呼びます。

条件を記述する

3が1より大きい
3>1 真(true)

3<1 偽(false)

条件を作るために使う>の記号などは、関係演算子()と呼ばれています。いろいろな関係演算子をまとめました。

関係演算子式がtrueとなる場合
==右辺が左辺に等しい
!=右辺が左辺に等くない
>右辺より左辺が大きい
>=右辺より左辺が大きいか等しい
<右辺より左辺が小さい
<=右辺より左辺が小さいか等しい

関係演算子を使って条件を記述する

  5 > 3  真(true)
  5 < 3  偽(false)
  a == 6  変数aの値によって、異なる
  a != 6  変数aの値によって、異なる

=(代入演算子)と==(関係演算子)を間違えないこと。

if文の仕組みを知る

構文:if文

if ( 条件 )
{
   文;

}

if~else if~elseの仕組みを知る

構文:if~else if~else

if( 条件1 )
{
   文1;
   文2;
}
else if( 条件2 )
{
   文3;
   文4;
}
else if( 条件3 )
{
   …
}
else
{
   …
}

switch文の仕組みを知る

構文:switch文

switch( 式 )
{
case 定数1:
     文1;

break;
case 定数2:
     文2;

break;
default
     文D;

break;
}

switch文では、switch文内の(式)がcaseのあとの定数値と一致すれば、そのあとに続く文からbreakまでの文を実行します。もしどれにも当てはまらなければ、「default:」以下の文を実行します。「default:」は省略することも可能です。

論理演算子を使って条件を記述する

論理演算子(logical operator)
論理演算子は、
  条件をさらに評価して、trueまたはfalseの値を得る
という役割をもっています。

論理演算子trueとなる場合評価
&&左辺・右辺ともにtrueの場合左      右     全体   
false false false
false true     false
true false     false
true true     true
||左辺・右辺のどちらかがtrueの場合左      右     全体  
false false false
false true true
true false true
true true true
!右辺がfalseの場合左      右     全体 
false true
true false

5>3 && 3==4 false
a==6 || a>=12 変数aの値によるtrueかfalseか変動する
!(a==6) 変数aの値が6以外のときに、trueになります

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